ショートショート「仮想ペット」

小説/ショートショート

スクランブル交差点を歩くと、強大な電光掲示板からいつものようにCMが耳に入ってきた。

 

別に聞いているわけではないが、毎朝聞いているので自然と耳に入ってくる。

他にも歩いている人の雑音も聞こえるが、無意識に女性の声を聴こうとしている。

 

「本日の商品はコチラです!ペットちゃんの臭いを減少するスプレー!目に入っても無害で、追加の香りはありません!嫌なにおいだけを無臭にする商品です!」

 

会社につくと偶然にも同僚と同じエレベーターに乗った。二人だけだ。

 

「最近どう?」
「いやぁ~。めちゃくちゃかわいいよ。俺も飼い始めてよかった。」
「何か月だっけ?」
「もう一年だね。」
「そっか。またいつか合わせてよ。なんならまた一緒に遊ばせよう」
「いいね」

 

仕事を終わらせたと家に帰ると、なんと玄関まで向かいに来ていた。

ぴょんぴょんと飛び跳ねながら尻尾を振る姿は、いつみてもかわいいものだ。

しつけのためにも、まずは自分が夜ご飯を食べる。おいおい。よだれが垂れてるぞ。

 

自分が食べ終わったら、次にペットの分を用意する。

勢いよく食べている。かわいいな。

 

ご飯を食べ終わったら、あいつは自由気ままに寝始めた。写真を数枚とったのち、その画像をSNSにあげた。

私はネット上ではある程度のフォロワーがいる。

 

上げた写真はすぐに数多くのいいねを獲得した。別に数はそこまで重要ではないが、やっぱり自分の買っているペットが多くの人に見てもらえるのは嬉しいな。

家事やトイレの掃除、明日の仕事の準備を終えたらすでに遅い時間だ。

 

ペットをかわいがった後、私は就寝した。

 

 

 

10年後

 

 

 

「本日の商品はコチラです!トイレの世話の回数を減らせるアイテムです!毎日3回から2回に減らせるので、時間の節約になりますよ!とってもオススメの商品です!」

 

ある日、買っているペットが死んだ。

10年以上毎日かわいがってきたのでかなり寂しかった。会社は休んだし葬式も上げた。

お墓も作った。

 

私の人生にとても彩を与えてくれたことは感謝してもしきれない。

写真を棚の上に飾り、いつまでも忘れないようにしたい。

 

私は仕事終わり、ペットショップに行った。

丁度タイミングよく新作が出ていたので買うことにした。

 

今回は「こめこっち」を買うことにした。

 

SNSなどフォローお願いします!

▼TEAMラゲシマのTwitter
https://twitter.com/teamrageshima

▼TEAMラゲシマのInstagram
https://www.instagram.com/teamrageshima

▼ネタを送り付けるのはコチラ
https://forms.gle/DQs4omEbAWELEor38

▼ほしいものリスト
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2ZKDKZAKH1PJT?ref_=wl_share

▼ラゲネコLINEスタンプ発売中
https://line.me/S/sticker/14106384

 

【今日のLINEキーワード】TEAMラゲシマ公式LINEに送ると特別なメッセージが返ってきます。友達登録をしよう!)

『たまごっち』

コメント

タイトルとURLをコピーしました